絞りダイスとローリングカセット

機械の主な特長

伸線工程では、伸線ダイボックスと圧延カセットの両方を備えています。 さまざまなワイヤの用途や真円度の要件に応じて、お客様はそれに応じて伸線ダイスまたはローラーを選択できます。

構造と動作原理は異なりますが、取り付け位置と機能は同じです。

ローリングカセットは、カセット内に計8個のローラーが取り付けられており、ワイヤーが中央の穴を通過する際に、ローラーがワイヤーを縦横に押さえて小さく丸めます。 潤滑剤パウダーを使用しないため、ローリングカセットはより環境に優しいものになります。 お客様はベアリングの潤滑グリースを追加するだけで済みます。

絞りダイスボックスには、潤滑粉末室と絞りダイス室の 2 室があります。 ワイヤは粉末チャンバーを通過し、ワイヤがさらなる伸線ダイスを通過しやすくなるように粉末がワイヤ表面にコーティングされます。 潤滑剤の粉末を使用しているため、絞り加工中に多少の粉塵が発生します。

フラックス入り溶接ワイヤを製造するには、次の高精度層巻き戻し機に使用する最終ワイヤの真円度を向上させるために、最終伸線プロセス用の伸線ダイス ボックスを 1 つ用意する方がよいでしょう。 真円度が高いほど、ワイヤー巻取機のスプール上にワイヤーが乱れることなくきれいに配置されます。

当社独自に設計したローリングカセットは、ヨーロッパのデバイスと同等の動作性能を発揮します。 また、ローリングカセットを改良し、複雑な工程や工具を必要とせず調整が容易になりました。 お客様は、カセット上のメーター単位でローラーのギャップとローラーの位置を制御できます。